• 検索結果がありません。

新規上場会社情報 | 日本取引所グループ

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "新規上場会社情報 | 日本取引所グループ"

Copied!
179
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

 

新規上場申請のための有価証券報告書

(Ⅰの部)

 

ラクスル株式会社

(2)

目次

 

  頁

表紙  

第一部 企業情報 ……… 1

第1 企業の概況 ……… 1

1.主要な経営指標等の推移 ……… 1

2.沿革 ……… 3

3.事業の内容 ……… 4

4.関係会社の状況 ……… 8

5.従業員の状況 ……… 9

第2 事業の状況 ……… 10

1.業績等の概要 ……… 10

2.生産、受注及び販売の状況 ……… 13

3.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 ……… 14

4.事業等のリスク ……… 18

5.経営上の重要な契約等 ……… 23

6.研究開発活動 ……… 24

7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 25

第3 設備の状況 ……… 29

1.設備投資等の概要 ……… 29

2.主要な設備の状況 ……… 29

3.設備の新設、除却等の計画 ……… 29

第4 提出会社の状況 ……… 30

1.株式等の状況 ……… 30

2.自己株式の取得等の状況 ……… 79

3.配当政策 ……… 80

4.株価の推移 ……… 80

5.役員の状況 ……… 81

6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 83

第5 経理の状況 ……… 89

1.財務諸表等 ……… 90

(1)財務諸表 ……… 90

(2)主な資産及び負債の内容 ……… 145

(3)その他 ……… 146

第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 147

第7 提出会社の参考情報 ……… 148

1.提出会社の親会社等の情報 ……… 148

(3)

 

  頁

第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 150

第三部 特別情報 ……… 151

第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 151

第四部 株式公開情報 ……… 152

第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 152

第2 第三者割当等の概況 ……… 157

1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 157

2.取得者の概況 ……… 161

3.取得者の株式等の移動状況 ……… 167

第3 株主の状況 ……… 170

[監査報告書]  

(4)

【表紙】

 

【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)

【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿

【提出日】 平成30年4月27日

【会社名】 ラクスル株式会社

【英訳名】 RAKSUL INC.

【代表者の役職氏名】 代表取締役社長CEO 松本 恭攝 【本店の所在の場所】 東京都品川区上大崎二丁目24番9号 【電話番号】 03-6632-9048(代表)

【事務連絡者氏名】 取締役CFO 永見 世央

【最寄りの連絡場所】 東京都品川区上大崎二丁目24番9号 【電話番号】 03-6632-9048(代表)

(5)

第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

提出会社の状況

回次 第4期 第5期 第6期 第7期 第8期

決算年月 平成25年7月 平成26年7月 平成27年7月 平成28年7月 平成29年7月 売上高 (千円) 121,096 761,839 2,644,963 5,082,189 7,675,055 経常損失(△) (千円) △84,176 △373,482 △1,731,998 △1,438,737 △1,163,101 当期純損失(△) (千円) △87,045 △374,741 △1,754,754 △1,448,470 △1,175,411 持分法を適用した場合の投資

利益

(千円) - - - - -

資本金 (千円) 137,002 920,687 2,920,556 2,920,556 100,000 発行済株式総数

(株)

         

普通株式 95,940 147,759 147,759 147,759 147,759

A種優先株式 - - 68,961 68,961 68,961

B種優先株式 - - - - 25,000

純資産額 (千円) 143,669 1,336,274 3,583,512 2,135,041 3,009,629 総資産額 (千円) 179,302 1,568,417 4,426,066 3,535,257 4,869,763 1株当たり純資産額 (円) 1,497.10 9,043.36 △2,832.43 △126.35 △205.90 1株当たり配当額

(円)

- - - - -

(うち1株当たり中間配当 額)

(-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純損失金額

(△)

(円) △907.29 △2,536.17 △11,875.79 △98.03 △79.55 潜在株式調整後1株当たり当

期純利益金額

(円) - - - - -

自己資本比率 (%) 80.1 85.2 81.0 60.4 61.8

自己資本利益率 (%) - - - - -

株価収益率 (倍) - - - - -

配当性向 (%) - - - - -

営業活動によるキャッシュ・ フロー

(千円) - - - △1,315,534 △974,789 投資活動によるキャッシュ・

フロー

(千円) - - - △561,007 △113,627 財務活動によるキャッシュ・

フロー

(千円) - - - 362,132 2,268,954 現金及び現金同等物の期末残

(千円) - - - 1,844,908 3,025,445 従業員数

(人)

11 27 48 64 118

(外、平均臨時雇用者数) (13) (34) (20) (31) (46) (注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記

載しておりません。

2.売上高には、消費税等は含まれておりません。

(6)

-3.第7期及び第8期の持分法を適用した場合の投資利益については、当社が有している関連会社は、利益基準 及び利益剰余金基準からみて重要性の乏しい関連会社であるため、記載を省略しております。第4期、第5 期及び第6期の持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社がないため記載しておりません。 4.平成29年12月21日付で、A種優先株主及びB種優先株主の株式取得請求権の行使を受けたことにより、全て

のA種優先株式及びB種優先株式を自己株式として取得し、対価として当該A種優先株主及びB種優先株主 にA種優先株式及びB種優先株式1株につき普通株式1株を交付しております。また、その後同日付で当該 A種優先株式及びB種優先株式の全てを消却しております。

5.1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため、記載しておりません。

6.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であ り、期中平均株価が把握できず、かつ、1株当たり当期純損失金額であるため記載しておりません。 7.自己資本利益率については、当期純損失が計上されているため、記載しておりません。

8.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。

9.第4期、第5期及び第6期はキャッシュ・フロー計算書を作成しておりませんので、キャッシュ・フローに 係る各項目については記載しておりません。

10.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載して おります。

11.第7期及び第8期の財務諸表については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6項 の規定に基づき、新日本有限責任監査法人の監査を受けております。なお、第4期、第5期及び第6期の数 値につきましては、「会社計算規則」(平成18年法務省令第13号)に基づき算出した各数値を記載してお り、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6項の規定に基づく監査証明は受けており ません。

12.平成30年2月1日付で普通株式1株につき100株の株式分割を行っております。第7期の期首に当該株式分 割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純損失金額(△)を算定しております。 13.当社は平成30年2月1日付で普通株式1株につき100株の株式分割を行っております。そこで、東京証券取 引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申請のための有価証券 報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133号)に基づき、第4 期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の推移を参考までに掲げると 以下のとおりとなります。なお、第4期、第5期及び第6期の数値(1株当たり配当額については全ての数 値)については、新日本有限責任監査法人の監査を受けておりません。

 

  第4期 第5期 第6期 第7期 第8期

  平成25年7月 平成26年7月 平成27年7月 平成28年7月 平成29年7月 1株当たり純資産額 (円) 14.97 90.43 △28.32 △126.35 △205.90 1株当たり当期純損失金額(△) (円) △9.07 △25.36 △118.76 △98.03 △79.55 潜在株式調整後1株当たり当期純損

失金額(△)

(円) - - - - -

1株当たり配当額

(うち1株当たり中間配当額)

(円)

- (-)

- (-)

- (-)

- (-)

(7)

2【沿革】

年月 事項

平成21年9月 印刷の新しい発注の仕組み作りを目的としてTectonics株式会社を設立 平成22年1月 社名をラクスル株式会社に変更

平成22年4月 印刷通販の価格比較サービスサイト「印刷比較.com」の運営を開始 平成22年8月 業務拡張のため本社を東京都港区海岸へ移転

平成22年9月 「印刷比較.com」を「ラクスル」に名称変更・サイトリニューアル 平成23年3月 業務拡張のため本社を東京都港区田町へ移転

平成23年11月 「ラクスル」をサイトリニューアル

平成23年12月 業務拡張のため本社を東京都港区芝浦へ移転

平成25年3月 印刷のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」を開始 平成25年11月 業務拡張のため本社を東京都港区虎ノ門へ移転

平成26年6月 TVCMの放送を開始

平成27年3月 広告のプラットフォームとして集客支援サービスの提供を開始

平成27年10月 海外展開のため100%子会社としてRAKSUL INTERNATIONAL PTE. LTD.をシンガポールに設立 平成27年11月 業務拡張のため本社を東京都品川区上大崎へ移転

平成27年12月 物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を開始 平成29年4月 京都事業所を開設

平成29年7月 ヤマトホールディングス株式会社との資本提携を実施  

(8)

-3【事業の内容】

当社は「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」という企業ビジョンの下、デジタル化が進んでいない伝統的な業 界にインターネットを用いて新しい仕組みを創り、既存のビジネス慣習を変えていくことで、当社の主な顧客である国内 の企業・個人事業主の経営をより良くすることを目指し、事業を展開しております。

その主たる事業内容は、印刷事業(印刷・集客支援のシェアリングプラットフォームである「ラクスル」)及び運送事 業(物流のシェアリングプラットフォームである「ハコベル」)であります。

インターネットの普及及び技術革新により、既存産業におけるサプライヤー(当社の場合、印刷事業における提携印刷 会社や配布会社及び運送事業における提携運送会社)を統合するコストが大幅に低下しました。当社は、産業ごとにプラ ットフォームを創出することで、1社が全ての製造及び販売機能を持つのではなく、サプライヤーと顧客の需給を効率良 く結び付ける産業形態の在り方を提示したいと考えております。

 

当社の各セグメントの事業内容は以下のとおりであります。なお、以下に示す事業区分は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

   

(1)印刷事業

当社の主たる事業であります印刷事業について、印刷業界全体の市場規模は5.5兆円(注1)と大きなものであります が、市場に約2万5,000社(注2)もの中小印刷会社が存在しており、供給過多になっているため、印刷機の実際の稼働率 は低い水準にあると当社では考えております。また、印刷機によって印刷できる印刷物が異なるため、自社で刷れないも のは他の印刷会社に依頼するという“まわし仕事”が発生しております。

 

当社は、現状非効率な印刷業界にとってより良いビジネス環境をつくりたいと考え、インターネットを使って全国の顧 客から印刷の注文を集め、その注文を当社がネットワークとして築いている印刷会社に発注し、印刷機の非稼働時間を使 って印刷をする仕組みを開発、提供しております。具体的には、まず、顧客が「ラクスル」のウェブサイト上で印刷物の 部数や納期等を選び、印刷データをアップロードします。その後、当社は印刷データを印刷に適したデータに加工し、提 携印刷会社へ印刷を委託します。印刷会社は当社から受領した印刷データを印刷後、直接顧客へ品物をお届けします。当 社との取引を通して、提携印刷会社の印刷機の稼働率の向上を図り、印刷会社の経営にも資する形での事業展開を実施し ております。なお、現状国内の印刷EC市場は約920億円程度(注3)の規模であると言われております。

また、当社は印刷事業の海外展開の一環で、当社の100%子会社であるRAKSUL INTERNATIONAL PTE. LTD.を通じて、イン ドネシア及びインドにおいて現地の印刷EC企業に対するベンチャー投資を行っております。

加えて当社は、ネット印刷の事業を基軸に、印刷物のデザインサービスや、印刷したチラシの新聞折込・ポスティング といった、狭商圏内での“集客支援のワンストップサービス”を提供しております。新聞折込やポスティングは、当社の ウェブサイト上で、オンラインの地図上からチラシを配布したい地域と配布希望日を選択すると、自動的に配布枚数と料 金が算出され注文することが可能となっております。既存の広告代理店では数百枚程度の小ロットのチラシの配布の場 合、単価が低すぎるために営業のコストを回収できず、対応は難しいとされてきました。当社はほとんどのプロセスをEC 化することで人件費を中心とした営業費用をなくし、小ロットでも低単価で配布できる体制を築いております。結果とし て、これまで予算が足りず新聞折込やポスティングを使えなかった中小企業・個人事業主のマーケティング活動を可能に しました。また、更なる顧客の利便性を目的として広告枠の販売(地方局のTVCMや駅貼りポスター)の提供を始めており ます。

 

インターネットの力で新しい仕組みを構築する当社のサービスによって、企業・個人事業主の商売がもっとラクにな り、また、人々にとってより良い世界を実現することで、中長期的に日本のGDP増加と競争力の強化に貢献していきたいと 考えております。

 

(受発注形態)

(9)

(取扱商品)

取扱商品は、チラシ、冊子といった商業印刷の各種商品、名刺、封筒といった事務用印刷の各種商品を中心としており ます。印刷物は、各商品において紙のサイズや紙種、加工の有無等仕様が多岐に亘っております。また、集客支援サービ スにおいては、新聞折込、ポスティングやダイレクトメールのほか、TVCMや駅貼りポスター等を取り扱っております。

   

「ラクスル」の累計ユーザー数の推移は以下のとおりであります。

  累計ユーザー数(ユーザー)

(注)4 平成28年7月期  

第1四半期(10月末) 189,064

第2四半期(1月末) 218,125

第3四半期(4月末) 258,477

第4四半期(7月末) 293,690

平成29年7月期  

第1四半期(10月末) 329,546

第2四半期(1月末) 360,175

第3四半期(4月末) 405,384

第4四半期(7月末) 452,941

平成30年7月期  

第1四半期(10月末) 507,873

第2四半期(1月末) 555,050

「ラクスル」は平成25年3月にサービスを開始し、累計ユーザー数は55万ユーザー(平成30年1月末現在)を超えて おります。

 

(注)1.経済産業省大臣官房調査統計グループ「工業統計調査 平成26年確報 産業編」(計測時点は平成26年) 2.上記1.における「印刷・同関連業」の事業所 数を記載しております(計測時点は平成26年)

3.矢野経済研究所「2013年版 印刷通販市場の展望と戦略」における印刷通販市場の平成30年度見通し

4.累計ユーザー数は、「ラクスル」に会員登録したユーザーの累計数であります。また、一度も発注を行ったことのない非アクティ ブなユーザーも含まれております。

   

(2)運送事業

運送事業は、荷物を送りたい顧客と運送会社のドライバーをマッチングして、インターネット上で荷物の配送予約から 支払までを行うことができる物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を運営しております。顧客がパソコンや スマートフォンから「ハコベル」のウェブサイトを通じて依頼すると、その情報が「ハコベル」に登録したドライバーの パソコンやスマートフォンに届きます。その中で条件が合うドライバーが受注し、依頼時間にトラックで向かい、荷物を 積んで、配送先にお届けします。顧客には様々な利用目的でご注文頂いておりますが、特に都市内輸送とラストマイル配 送(注5)でご活用頂いております。

本サービスでは、インターネットを使って各運送会社の非稼動時間を有効活用し、低価格な配送サービスの仕組みの実 現を目指しております。サービス利用後には顧客がドライバーを評価する仕組みを設け、優良ドライバーのみをネットワ ーク化することで、高品質のサービスを提供していく方針です。「ハコベル」は平成27年12月にサービスを開始し、登録 累計ユーザー数(注6)は12,000ユーザー(平成30年1月末現在)を超えております。

「ハコベル」がターゲットとする国内の運送業界は、14兆円(注7)という巨大な市場にもかかわらず、上位数社で売 上の大部分を占める状況にあると考えております。しかしながら、実際の運送は大手運送会社ではなく、40,000社以上の 中小運送会社(車両数20台以下)(注8)が下支えしているという、多重下請け構造となっております。

また、車両の手配は電話・FAX等が主流で、1社1社運送会社へ連絡をして車両の空き状況を確認するという人力に頼 った運用が一般的となっております。このような業界をインターネットの力で効率化・フラット化することで、新たな価

(10)

-値を顧客・運送会社双方に提供することを目指して、運送業界に参入しております。「ハコベル」では、荷主とドライバ ー間のやり取りを全てウェブサイトやスマートフォンのアプリで行います。トラックの手配、案件の伝達・管理、納品書 や請求書のやり取り等、これまで電話やFAXを使い紙や表計算ソフトで管理していたものを全てデジタル化しました。手 間を大幅に削減できることで運送会社やドライバーの生産性が向上し、またコミュニケーションミスによる誤配送も減少 します。

料金については、まず顧客から当社へ利用代金が支払われ、当社から運送会社へは事前に合意した配送委託代金を支払 います。原則として車種と配送距離によって決まる明瞭な料金体系としており、カーゴ便や軽トラックに積載できる範囲 であればどれだけ荷物を積んでも一律の料金となっております。さらに、24時間365日いつでも簡単に予約申し込みがで き、また、配送状況をリアルタイムで確認することができるようになっております。

これにより、利用者が思い立ったときに“すばやく”“かんたん”に“信頼できる”配送サービスを利用することがで きることを目指しております。一方ドライバーはスマートフォンの専用アプリへダイレクトに配送依頼が届くことで、仕 事が入っていない時間帯を有効活用し、稼働率を高めることができ、ドライバー不足や待遇改善等、日本が抱える物流危 機を解決する取り組みの一つになると考えております。さらに今後は、利用者からの評価をドライバーに開示することで 仕事に対するモチベーションを喚起し、サービス品質の更なる向上に努めてまいります。

 

(注)5.最終拠点からエンドユーザーまで商品を届ける、物流の最後の区間の運送サービスのことを意味します。

6.累計ユーザー数は、「ハコベル」に会員登録したユーザーの累計数であります。また、一度も発注を行ったことのない非アクティ ブなユーザーも含まれております。

7.国土交通省「物流を取り巻く現状について」(計測時点は平成26年) 8.国土交通省「貨物自動車運送事業者数(規模別)」(計測時点は平成27年)

(11)

[事業系統図]  

(1)印刷事業  

 

(2)運送事業  

(12)

-4【関係会社の状況】

名称 住所

資本金又は 出資金

主要な事業 の内容

議決権の所有 (又は被所有)

割合(%)

関係内容 (関連会社)

INTERNATIONAL DIGITAL SOLUTIONS PTE.LTD (注)1

シンガポール

450,049.95 米ドル

印刷事業

32.0 (32.0)

印刷ECに関する 助言

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。 2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

(13)

5【従業員の状況】

(1)提出会社の状況

平成30年3月31日現在  

従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円)

147(33) 33.2 1.7 6,210,186

 

セグメントの名称 従業員数(人)

印刷事業 82 (31)

運送事業 19 (1)

報告セグメント計 101 (32)

全社(共通) 46 (1)

合計 147 (33)

(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇 用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む。)は、最近1年間の平均人員を( )外数で記 載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、システム部門、管理部門等に所属しているものでありま す。

4.直近1年間において、従業員数が56名増加しております。これは主に事業の拡大に伴い期中採用者が増加し たことによるものであります。

 

(2)労働組合の状況

労働組合は、結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

(14)

-第2【事業の状況】

1【業績等の概要】

(1)業績

第8期事業年度(自 平成28年8月1日 至 平成29年7月31日)

当事業年度におけるわが国経済は、世界各地で頻発するテロ事件等、不安定な世界情勢による円高・株安の影響 を受け、景気の先行きに不透明感が残る状況となりました。

印刷業界においては、デジタルメディアの拡大とともに書籍や雑誌等の出版印刷に関しては紙媒体の需要が減少 しており、弊社が主に対象とするチラシ・パンフレット等の商業印刷、名刺・封筒等の事務用印刷に関してはゆる やかな減少傾向にあります。その一方で、印刷EC業界は、平成24年度から平成30年度までの年平均成長率が10% 超、また平成29年度の市場規模は810億円に拡大していると想定されており、潜在需要が大きいものと考えており ます(株式会社矢野経済研究所「2013年版 印刷通販市場の展望と戦略」平成25年11月7日発表によります)。 また、当社では平成27年12月より運送事業である「ハコベル」の提供を開始しております。国内のトラック運送 事業は、約14兆円という巨大な市場であります(国土交通省「物流を取り巻く現状について」(平成29年2 月))。しかしながら、業界構造は多重下請け構造となっているうえ、車両の手配は電話・FAXでの連絡が中心で あり人力に頼った運用となっているのが実態であります。当社は運送業界においてもITによる効率化を図るとと もに業界構造そのものをフラット化することで、荷主・運送会社双方に新たな価値提供ができると考えておりま す。また、平成29年7月には運送業界全体の変革を一層加速化させる目的で、業界最大手のヤマトホールディング ス株式会社との資本提携を発表いたしました。わが国の物流が抱えているドライバー不足等の様々な課題を解決す る取り組みの一つとして注力してまいります。

このような状況の中、当社は、基幹事業である「印刷事業」及び「運送事業」の新規顧客の獲得とサービス向上 に注力し、両事業ともコールセンターの一層の拡充やTVCMやWebマーケティングを中心とした登録ユーザー数増加 に向けた広告宣伝等の先行投資を行ってまいりました。この結果、当事業年度の売上高は7,675百万円(前年同期 比51.0%増)、営業損失は1,145百万円(前年同期は営業損失1,434百万円)、経常損失は1,163百万円(前年同期 は経常損失1,438百万円)、当期純損失は1,175百万円(前年同期は当期純損失1,448百万円)となりました。  

セグメントの業績は次のとおりであります。  

①印刷事業

印刷事業においては、従来の中小企業の顧客増加とともに大企業をターゲットとしたマーケティング、ポスティ ングや新聞折込といった商材が好調に推移し高単価化が進展しました。また、TVCMの放映を積極的に行い新規顧客 の取り込みを図るとともに、既存の顧客満足度向上のためコールセンター機能の一層の強化等、顧客基盤の更なる 強化に努めました。この結果、売上高は7,500百万円(前年同期比48.5%増)、セグメント利益は1,061百万円(前 年同期比268.7%増)となりました。

 

②運送事業

運送事業においては、荷主と運送業者双方への積極的な営業活動を行った結果、顧客基盤が順調に拡大するとと もに、登録ドライバー数も順調に増加しマッチング時間の中央値も約6分(予約時から3時間以内の集荷希望案件 のみ。平成29年11月実績)とサービス品質も維持しつつ好調に推移しています。また、来期以降の更なる成長に向 けた開発投資、ラジオCMの放送開始等マーケティングの強化に努めました。この結果、売上高は168百万円(前年 同期比461.5%増)、セグメント損失は25百万円(前年同期はセグメント損失18百万円)となりました。  

第9期第2四半期累計期間(自 平成29年8月1日 至 平成30年1月31日)

当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、景気拡張期間が継続し戦後最長に迫る勢いとなりましたが、混迷 する国際情勢や中国経済の減速懸念等景気の先行きに不透明感が残る状況となりました。

印刷業界においては、引き続きデジタルメディアの拡大とともに従来型の紙媒体の需要がゆるやかに減少傾向に あるものの、印刷EC業界は潜在需要が大きく、市場は拡大しております。

(15)

セグメントの業績は次のとおりであります。  

①印刷事業

印刷事業においては、自動データチェック入稿機能、及びデザインテンプレートの拡充等顧客満足度の更なる向 上に努めたことで、新規顧客の獲得が進みリピート購入数も好調に推移いたしました。この結果、売上高は4,703 百万円、セグメント利益は851百万円となりました。

 

②運送事業

運送事業においては、各企業が輸送コストの増大に課題を抱えている中で積極的な提案活動を行ったことによ り、顧客基盤は順調に拡大しております。また登録ドライバー数の増加にも努めており、年末に急増した配送需要 にも対応し売上拡大へと繋がりました。この結果、売上高は169百万円、セグメント損失は46百万円となりまし た。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

第8期事業年度(自 平成28年8月1日 至 平成29年7月31日)

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税引前当期純損失が1,173百万円となる 一方、株式の発行による収入2,050百万円があったこと等により前事業年度末に比べて1,180百万円増加し、当事業 年度末には3,025百万円となりました。

当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。  

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において営業活動の結果使用した資金は974百万円(前年同期は1,315百万円の使用)となりまし た。これは主に印刷事業において、より一層の顧客基盤強化のためのマーケティング活動及びサービス開発のた めの先行投資を積極的に実施したことに起因する税引前当期純損失1,173百万円の計上等によるものでありま す。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において投資活動の結果使用した資金は113百万円(前年同期は561百万円の使用)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出18百万円、無形固定資産の取得による支出58百万円、投資有価証券 の取得による支出24百万円等によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当事業年度において財務活動の結果獲得した資金は2,268百万円(前年同期は362百万円の獲得)となりまし た。これは主に、株式の発行による収入2,050百万円、短期借入れによる収入260百万円、長期借入れによる収入 500百万円があった一方、短期借入金の返済による支出400百万円、長期借入金の返済による支出109百万円等に よるものであります。

 

第9期第2四半期累計期間(自 平成29年8月1日 至 平成30年1月31日)

当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税引前四半期純損失が129百 万円となったことに加え、有形固定資産の取得や差入保証金の差入等により前事業年度末に比べて280百万円減少 し、当第2四半期会計期間末には2,744百万円となりました。

当第2四半期会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。  

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期累計期間において営業活動の結果使用した資金は211百万円となりました。これは主に印刷事業 において、新規顧客の獲得とサービス向上に注力し、両事業ともユーザーインターフェイスの改善や登録ユーザ ー数増加に向けたマーケティング等の先行投資を積極的に実施したことに起因する税引前四半期純損失の計上に よる支出129百万円等によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期累計期間において投資活動の結果使用した資金は131百万円となりました。これは、有形固定資 産の取得による支出38百万円、差入保証金の差入による支出47百万円、非連結子会社の株式の取得による支出45 百万円によるものであります。

(16)

-(財務活動によるキャッシュ・フロー)

(17)

2【生産、受注及び販売の状況】

(1)生産実績

当社で行う事業は、インターネットを利用して、顧客と提携印刷会社(印刷事業)又は顧客と提携運送会社(運送 事業)を繋ぐプラットフォーム事業であり、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を 省略しております。

 

(2)受注実績

当社で行う事業は、インターネットを利用して、顧客と提携印刷会社(印刷事業)又は顧客と提携運送会社(運送 事業)を繋ぐプラットフォーム事業であり、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を 省略しております。

 

(3)販売実績

第8期事業年度及び第9期第2四半期累計期間における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりでありま す。

セグメントの名称

第8期事業年度 (自 平成28年8月1日 至 平成29年7月31日)

第9期第2四半期累計期間 (自 平成29年8月1日

至 平成30年1月31日) 販売高(千円) 前年同期比(%) 販売高(千円)

印刷事業 7,500,337 148.5 4,703,097

運送事業 168,670 561.5 169,196

報告セグメント計 7,669,008 150.9 4,872,293

その他 6,047 - 31,482

合計 7,675,055 151.0 4,903,776 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。

2.最近2事業年度及び第9期第2四半期累計期間の主な相手先別の販売実績は、総販売実績に対する割合が 100分の10以上の相手先がいないため、記載を省略しております。

(18)

-3【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。  

(1)経営方針

当社は、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」を企業ビジョンとし、デジタル化が進んでいない既存の産業を インターネットにより効率化し、最終顧客に対して一層の便益を提供していくことを通して、社会へ貢献してまいりま す。

 

(2)経営戦略等

今後の中長期的な方向性としては、全国の顧客に対して印刷や物流をはじめとするBtoBの各種サービスをEC等の形式で 提供していくことにより、国内におけるBtoBプラットフォームの主力企業に成長し、また国内の事業で培ったノウハウを もとに、海外への事業展開を図ってまいります。具体的な経営戦略は以下のとおりであります。

 

(ⅰ)当社の企業ビジョンと事業展開方針 ①当社の経営ビジョンと事業概要

当社は、上記の企業ビジョンの下、顧客ニーズと提携印刷会社又は提携運送会社の余剰キャパシティ(注1) (提携印刷会社が保有する印刷機の非稼働時間及び提携運送会社が保有する運送トラックの非稼働時間)を繋ぐ プラットフォームの運営を行っております。

 

②当社サービスの意義:産業にもたらす変革

印刷や物流をはじめとする20世紀に築かれた産業は、資本を持つ大企業が莫大な費用を投じて製造設備を購入 し、その製造キャパシティを営業が販売し、過剰に販売した部分を繋がりのある下請けに回すといった、大企業 を頂点とする多重下請けのピラミッド型の産業構造を作り上げました。しかし、インターネットの普及及び技術 革新により、既存産業におけるサプライヤー(注2)を統合するコストが大幅に低下しました。当社は、この多 重下請け構造下にある中小印刷会社や中小運送会社をインターネットで結びつけ、仮想的に巨大な供給キャパシ ティを持ち、ECサイトを通じて直接発注者と繋げるシェアリングプラットフォームを創出することで、1社が製 造から販売まで全ての機能を持つ産業形態ではなく、サプライヤーと顧客の需給を効率良く結び付ける21世紀型 の 産業 形態 の 在り 方を 提示 した い と考 えて おり ま す。 当 社が 産業 にも たら す 変革 の例 は以 下の とお りで あり ま す。

・垂直統合から水平統合への変革

(例)印刷業界:自社グループ内で、営業部門、印刷工場、研究開発部門等を保有する垂直統合の形態から、プ ラットフォームにより各社が保有する印刷工場を水平統合する形態への変革

・自社グループ1社での設備投資から、水平統合による巨大なキャパシティへの変革 ・ピラミッド型の多重下請け構造からネットワーク型のプラットフォームへの変革

(例)運送業界:顧客から受注を行う大手運送会社が中小運送会社に実際の運送を委託する多重下請け構造から の変革

 

③BtoBのプラットフォームとしてのユニークなポジショニング

当社は、事業者と事業者を繋ぐBtoBのプラットフォームとして既存産業の革新を実現するという、ユニークな ポジショニングを目指しております。

プラットフォーム価値を拡大するためには、テクノロジー(インターネット関連技術、プラットフォームの構 築技術)、マーケティング(顧客の集客力)及びオペレーション(プラットフォームの運営力)の各要素を高い 次元で有機的に連携することが必要であり、当社は、各要素の高度化と連携に向けた施策に継続的に取り組んで まいります。

 

(ⅱ)当社の企業価値の源泉

①当社の企業価値の源泉:顧客数×ARPU(注3)

(19)

②高い定着性を有する顧客基盤がもたらす安定的な収益基盤

当社の顧客の特徴は、1回の利用で終わるのではなく、複数回の注文を行って頂ける点にあると考えておりま す 。当 社で はリ ピ ート 率又 は 注 文 回数 を 管 理し て おり ます が、直 近の 印刷 事業 の 状況 は下 記の とお りで あり ま す。

 

年間購入者数 (年間合計)

1人当たり 注文回数(年平均)

1件当たり 注文単価(年平均) 平成28年7月期 134,805人 3.45回 10,863円 平成29年7月期 185,107人 3.55回 11,423円  

(ⅲ)プラットフォーム「ラクスル」の戦略

①需要・供給双方にWin-Winな自律的成長モデル

当社 は、 プラ ッ トフ ォー ム 「ラ クス ル 」の 運営 を通 じ 、ユ ーザ ー( 顧客 ) と サ プラ イヤ ーを エン パワ メン ト (注4)することで、サプライヤーの増加、当社プラットフォームのキャパシティの拡大、ユーザーの増加、取 引量の増加、さらなるサプライヤーの増加という、自律的な成長モデルの実現を目指しております。

 

②供給サイド:ファブレス(注5)モデルによる柔軟な供給と資本効率の高い生産体制の実現

当社プラットフォームのサプライヤーに対する付加価値は、余剰キャパシティの活用による稼働率、生産性の 向上にあると考えております。これにより、当社は印刷という装置産業において、シェアリングによる仮想印刷 工場を作り、設備投資を行わずにスケール可能な資本効率の高いビジネス展開を実現しております。また、工場 投資が不要なため、生産キャパシティの拡張をスピーディーに行うことができ、売上の急成長にも耐えられる生 産 体制 を構 築 し て おり ます。規 模 の拡 大 に対応 可 能な 印刷 キ ャパ シテ ィを 確保 し 、ア セッ トラ イト モデ ル ( 注 5)として、高い資本効率性の実現が可能となります。

 

③需要サイド:ファブレスモデルによる固定費削減で潜在市場を開拓

当社 プラ ット フ ォー ムの ユー ザ ーに 対 す る付 加価値 は 、 小ロッ トか ら 低コス ト で発 注が 可能 なた め 、 中小 企 業・個人事業主等の顧客が裾野広く利用できる点にあると考えております。当社は一般の印刷会社に比べ、小ロ ットの印刷を低価格で提供しております。それは、「ギャンギング」(多面付け印刷)を行うことで一般的な印 刷会社に比べて大幅なコストダウンを実現しているためです。当社はインターネットで全国から毎日数千の注文 を受注し、同じ紙質、同じ部数の注文を多く抱えており、1つの印刷用版で複数の顧客の印刷物をまとめて印刷 することが可能になることで、製版コストを複数社で按分し、1社あたりのコストを大幅に下げることが可能と なっております。特に固定費の比率が高い小ロットの印刷物は既存の印刷会社に比べ競争力の高い価格で提供で きるようになり、小ロット・低価格という新しい印刷市場を生み出しております。これが、特定顧客への依存度 が低く、高い定着性を有する顧客基盤の獲得に繋がっていると考えております。

 

 

(20)

-④集客支援サービス

当社の大きな特長は、印刷に限らず、中小企業・個人事業主が多い「ラクスル」の顧客の集客活動(マーケテ ィング活動)を支援する点にあります。印刷物のデザインから、新聞折込、ポスティング、ダイレクトメール等 の配布手配までをオンライン上で手軽に行うことができます。例えば、新聞折込やポスティングは、当社のウェ ブサイト上で、オンラインの地図上からチラシを配布したい地域と配布希望日を選択すると、自動的に配布枚数 と 料金 が算 出 さ れ るよ うに なっ て おり、 パ ソコ ン の操 作 が苦 手な 人で も 直 感的な 操作 で注 文す るこ とが でき ま す。新聞折込は、新聞の銘柄を指定することも可能となっております。

既存の広告代理店では数百枚程度の小ロットのチラシの配布の場合、単価が低すぎるために営業のコストを回 収できず、対応は難しいとされてきました。当社は、ほとんどのプロセスをEC化することで人件費を中心とした 営業費用をなくし、小ロットでも低単価で配布できるようにしました。これにより、これまで予算が足りず新聞 折込やポスティングを使えなかった、中小企業・個人事業主のマーケティング活動を可能にしました。当社は、 この集客支援サービスを展開することにより、ARPUの最大化を図っております。当該サービスを展開するメリッ トは、印刷物の販売だけではなく販売促進目的の配布サービスを提供することによる顧客単価の上昇、注文件数 の増加、ユーザーとの関係性強化、リピート率の上昇等であります。サービス別の売上高構成及び注文単価の水 準は以下のとおりであります。なお、平成29年7月期の印刷ECサービスの平均注文単価は9,814円、集客支援サ ービスの平均注文単価は74,609円であります。

 

売上高 (合計)

印刷事業

運送事業 印刷ECサービス 集客支援サービス

金額 金額 割合 金額 割合 金額 割合 平成28年7月期 50.8億円 44.1億円 86.8% 6.3億円 12.6% 0.3億円 0.6% 平成29年7月期 76.7億円 63.1億円 82.3% 11.8億円 15.5% 1.6億円 2.2%  

⑤継続的な業務改善を可能にするリアル・オペレーション・ノウハウ

当社は、プラットフォームの運営者でありながら、生産オペレーション面での学習と研究開発を目的として、 提携印刷会社と顧客の間のサプライチェーンに直接関与することで、売上原価の低減による売上総利益率の継続 的な改善を図っております。具体的な施策は下記のとおりであります。

(a)自社保有印刷機の活用

・最新設備を提携印刷会社へ試験導入(3台を貸与)

・ギャンギング(多面付け印刷)による小ロット印刷の効率化

・実機運用を通じて最適な運用プロセスを設計し、他の提携印刷会社へも展開 (b)資材の共同購買

(c)新資材の積極開発 (d)物流網の最適構築  

〔用語説明〕

(注1) キャパシティ

  生産 能力 や処 理能 力の こと 。当社 の場 合、 提携 印刷 会社 が保 有する 印刷 機の 生産 能力、 提携 運送 会社が 保有 する 運送ト ラッ クの配送能力を指す。

(注2) サプライヤー

  材料や部品等の供給者のこと。当社の場合、提携印刷会社や配布業者、提携運送会社等を指す。 (注3) ARPU

  Average Revenue Per Userの略。 1顧客あたりの平均売上金額であり、単価×購入頻度で計算される。 (注4) エンパワメント

  自律性を尊重しつつ、支援し力を付けること。 (注5) ファブレス、アセットライトモデル

  製造設備、製造工程を保有せずに製造業としての活動を行うこと。

 

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

(21)

(4)対処すべき課題

当社が対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ①国内印刷EC市場の拡大

当社が事業を展開する国内印刷EC市場は、矢野経済研究所が発表した「2013年版 印刷通販市場の展望と戦略」による と、日本国内の平成29年度の市場規模見込みは810億円であり、平成30年には920億円に達すると予測されております。 EC化率の継続的な上昇を背景に急速な成長を続ける国内印刷EC市場の中で、リーディングカンパニーの1社として市場を 牽引する立場であり続けることが当社の成長においても重要であると考えております。

 

②サービスの認知度向上、新規ユーザーの獲得

当社が今後も高い成長率を持続していくためには、当社サービスの認知度を向上させ、新規ユーザーを獲得することが 必要不可欠であると考えております。従来より、積極的な広報活動に加え、インターネットを活用したマーケティング・ 広告活動、大手企業との提携等により認知度向上に向けた取り組みを行ってまいりましたが、今後、これらの活動をより 一層強化・推進してまいります。

 

③顧客ニーズ充足を意識した商品ラインナップ拡充

当社における顧客基盤の拡大に伴い、顧客ニーズも多様化いたします。当社は、多様化する顧客ニーズを的確に捉え、 一般的にロングテールといわれる購買頻度の少ない商品も含めた取扱商品の拡大を推進するとともに、新規カテゴリへの 拡張、更なる顧客基盤の拡大へと繋げていくことが重要であると考えております。新規カテゴリとしては、平成27年3月 に集客支援サービスを開始する等、商品ラインナップの拡充を継続的に進めております。

 

④事業拡大と収益性向上を両立した事業運営

当社の事業モデルの特長の一つに、自社では印刷工場を有することなく全国の印刷会社と提携し、各会社における印刷 機の非稼働時間を活用することで、ファブレス型の生産体制を採用している点があります。事業基盤が拡大にするにつれ て提携印刷会社数及び一会社当たりへの発注量も増えていきますが、提携印刷会社との綿密なコミュニケーション及び協 業により、事業が拡大していく中でも低価格かつ安定した品質の商品を継続して提供してまいります。

 

⑤取引データの蓄積・解析体制の強化

当社事業での取引の情報は、日々当社データベースに蓄積されております。注文情報や商品構成等、ユーザーの動きを 把握し、PDCAサイクルを高速で回せる仕組みを整備しておりますが、より高度なデータ活用を行っていく必要があると考 えております。例えば、どのような顧客がどのような商品をどのような単価で注文したか、というECサイトならではの情 報をビッグデータとして蓄積し、独自に解析することで、サービスレベルとユーザーのロイヤリティを向上させていくこ とが今後のサービス拡充においては必要不可欠であると考えております。そのため、取引を通じて取得するデータの整備 とこれを独自に解析していくための体制構築に取り組んでまいります。

 

⑥情報管理体制の強化

当社は、ユーザーの個人情報を多く預かっており、その情報管理を強化していくことが重要であると考えております。 現在、個人情報保護方針及び社内規程に基づき管理を徹底しておりますが、今後も社内教育・研修の実施やシステムの整 備等を継続して行ってまいります。

 

⑦システムの安定性強化

当社はインターネットを介したサービス提供を行っているため、そのシステムを安定的に稼働させることが重要になり ます。そのために、突発的なアクセス増加にも耐えられるようなサーバー設備の強化や、システム安定稼動のための人員 確保、教育・研修の実施等に努めてまいります。

 

⑧組織体制の整備

当社の継続的な成長には、事業拡大に応じて多岐に亘るバックグラウンドの優秀な人材を採用し、組織体制を整備して いくことが重要であると考えております。当社の理念に共感し、高い意欲を持った優秀な人材を採用していくために、積 極的な採用活動を行っていくとともに、従業員が中長期で働きやすい環境の整備、人事制度の構築を実施してまいりま す。

(22)

-4【事業等のリスク】

本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項 には、以下のようなものがあります。また、必ずしもリスク要因には該当しない事項につきましても、投資者の投資判断 上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。

なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性が あるすべてのリスクを網羅するものではありません。

 

(1)事業環境に関するリスク ①国内印刷EC市場について

当社が事業を展開する国内印刷EC市場に関し、矢野経済研究所が発表した「2013年版 印刷通販市場の展望と戦略」 によると、日本国内の平成29年度の同市場規模見込みは810億円であり、平成30年度には920億円に達すると予測されて おります。今後もEC化率の継続的な上昇を背景に、同市場は成長を続けるものと当社では考えております。しかしなが ら、上記の予測通りに国内印刷EC市場が拡大しなかった場合には、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性が あります。

 

②競合他社の動向について

現在、国内で印刷EC事業を展開する競合企業が複数存在しており、一定の競争環境があるものと認識しております。 当社は幅広い顧客ニーズに対応できる商品ラインナップの拡充を進めるとともに、積極的なマーケティング活動やカス タマーサポートの充実、提供サービスの拡大及び品質向上に取り組んでおり、市場における優位性を構築し、競争力を 向上させてまいりました。今後もユーザー目線に立ってサービスをより充実させていくと同時に、知名度向上に向けた 取り組みを積極的に行ってまいりますが、他に優れたビジネスモデルの競合会社が現れた場合等には、既存事業者や新 規参入事業者を含めた競争の激化により、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③新規機能の開発について

当社では、今後の成長機会を創出するため、既存のユーザー基盤及びニーズを前提とした新規機能の開発を実施して おります。例えば、ユーザーが入稿した印刷用データを印刷に適したデータへの自動変換を行う機能等があります。し かしながら、新規機能の開発が想定より遅延した場合には、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性がありま す。

 

④登録ユーザーの獲得について

当社の売上高は、当社の提供するサービスの登録ユーザー数、登録ユーザーの利用率、登録ユーザーの平均購入額に より変動し、事業の成長は登録ユーザー数の順調な増加に依存しております。また、当社はマーケティング手法別に効 果測定を行いつつ、新規ユーザーの獲得、既存ユーザーへの追加販売、既存ユーザーの離脱防止を図る施策を継続的に 実施しております。上記に挙げたような各種事業KPIについてはこれまで安定的に推移・改善してきておりますが、社 会・経済情勢による顧客ニーズの変化、他の事業者との競合の激化、当社のマーケティング手法が効果的でない等の要 因によって当社の登録ユーザー数の伸びが従来と比べて低いものとなった場合には、売上高の増加ペースが鈍ること、 もしくはマーケティング費用が上昇することにより、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。  

⑤システムトラブルについて

当社の事業は、すべてインターネットを介して行われており、そのサービス基盤はインターネットに接続するための 通信ネットワークに依存をしております。安定的なサービス運営を行うために、サーバー設備等の強化や社内体制の構 築を行っておりますが、アクセスの急激な増加等による負荷の拡大、地震等の自然災害や事故等により予期せぬトラブ ルが発生し、大規模なシステム障害が起こった場合には、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性がありま す。

 

⑥印刷事業への依存について

当社の売上高は、主力事業である印刷事業への依存が大きくなっております。国内印刷EC市場が拡大していることに 加え、ユーザー数の増加やサービスの拡充等により、今後も印刷事業は拡大していくものと考えておりますが、当社の 運営する「ラクスル」の利用者の減少や市場規模の縮小等の要因により印刷事業の売上高が減少した場合には、当社の 財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(23)

業モデルを支えるサプライヤーとの良好な関係の構築に努めておりますが、各社の経営状況の変化等によって、提携に よる業務委託等の継続ができなくなった場合には、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。  

⑧配送コストについて

当社が運営する「ラクスル」では、商品販売に際し運送会社に商品配送業務を委託しており、ユーザーの利便性向上 を目的とし、一部商品を除き無料での配送サービスを提供しております。現在は複数の運送会社の使い分けの実施等に より、委託価格の安定化を図っておりますが、今後配送コストが上昇した場合、当社の財政状態や経営成績に影響を及 ぼす可能性があります。

 

(2)事業体制に関するリスク ①優秀な人材の獲得・育成について

当社は、今後の企業規模の拡大に伴い、当社の理念に共感し高い意欲を持った優秀な人材を継続的に採用し、強固な 組織を構築していくことが重要であると考えております。今後、積極的な採用活動を行っていく予定でありますが、当 社の求める人材が十分に確保・育成できなかった場合や人材流出が進んだ場合には、当社の財政状態や経営成績に影響 を及ぼす可能性があります。

 

②内部管理体制の構築について

当社の継続的な成長のためには、コーポレート・ガバナンスが適切に機能することが必要不可欠であると認識してお ります。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、各社内規程及び法令遵守を徹底してまいりますが、事業が急速に 拡大することにより、コーポレート・ガバナンスが有効に機能しなかった場合には、適切な業務運営を行うことができ ず、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③情報セキュリティについて

当社は、厳重な情報セキュリティ管理体制において自社内の機密情報を管理するとともに、事業の一環として得意先 から預託された機密情報や個人情報の収集・保管・運用を行っております。プライバシーマーク及びISMS(注1)を取 得し、社内で運用する他、従業員研修を繰り返し実施する等、これらの情報管理には万全な方策を講じておりますが、 万一当社の従業員や業務の委託会社等が情報を漏洩又は誤用した場合には、当社が企業としての社会的信用を喪失し、 当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④印刷機等を提携印刷会社に貸与していることについて

当社は生産オペレーション面での学習と研究開発を目的として、提携している印刷会社に対して当社の所有する印刷 機を合計3台貸与しており、当該印刷会社のオペレーターはこれら印刷機を使用し、実際の印刷物製造を行っておりま す。貸与印刷機に対しては一部保険を付保する等して破損・滅失等のリスクを減じるような取り組みを行っております が、貸与先印刷会社における故意もしくは重過失による破損・滅失又は地震等の天変地異による破損・滅失等、当該保 険の適用対象外となるような事象が発生した場合には、これらによって当社が経済的な損失を被り、当社の財政状態や 経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

また、これら事業用の印刷機はその大きさや重量の関係上、転用が必ずしも容易ではなく、また、その輸送及び設置 にも相当程度の費用が発生し得るところ、上記印刷会社の倒産等により当該印刷機を他の印刷会社等へ貸与する必要が 生じた場合には、その受入れ先印刷会社の確保、当該印刷機の輸送及び設置等に伴って多額の費用が発生し、当社の財 政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤海外企業への投資を行うことについて

当社は印刷事業の海外展開の一環として、インドネシア及びインドにおいて現地の印刷EC企業に対して100%子会社 であるRAKSUL INTERNATIONAL PTE. LTD.を通してベンチャー投資を行っております。世界的にも印刷業界のEC化は進展 すると見込まれており、実際に投資先の業容も拡張しておりますが、今後、現地における競争環境の悪化等、何らかの 要因により当該印刷EC企業の経営成績が悪化し、又は想定通り成長が実現しない可能性は否定できず、これらの事情か ら当該印刷EC企業株式等の当社保有資産の減損処理が必要となった場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及 ぼす可能性があります。また、投資先が内部統制上の問題を抱えたり、法令に違反する行為を行う可能性があります。 投資後にそのような問題や行為を早期に是正できない場合、当社の信頼性や企業イメージが低下したり、当社の財政状 態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(24)

-〔用語説明〕

(注1) ISMS(アイ・エス・エム・エス):Information Security Management Systemの略

  情報 セキ ュリ ティ 管理 の国 際標 準に基 づき 定め られ た情 報セ キュリ ティ マネ ジメ ントシ ステ ムの 適合性 評価 制度 。継続 的に 情報 セキ ュリ ティ リス クを 管理しリス ク 回 避や 軽減 を図 り、 この認 証基 準に 適合 したマ ネジ メン トシス テム を構 築・維 持で きている企業や団体が第三者機関により認証される 。

 

(3)法的規制に関するリスク ①訴訟等について

当社は、法令及び契約等の遵守のため、コンプライアンス規程を定めて社内教育やコンプライアンス体制の充実に努 めております。しかしながら、当社が事業活動を行うなかで、顧客、取引先又はその他第三者との間で予期せぬトラブ ルが発生し、訴訟に発展する可能性があります。かかる訴訟の内容及び結果によっては、当社の財政状態や経営成績に 影響を及ぼす可能性があります。また、多大な訴訟対応費用の発生や当社の社会的信用の毀損によって、当社の財政状 態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

②個人情報の保護について

当社は、会員登録情報をはじめとする個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けてお ります。これらの個人情報については、個人情報保護方針及び個人情報保護規程を定めており、社内教育の徹底と管理 体制の構築を行っております。しかしながら、何らかの理由でこれらの個人情報が外部に流出し、悪用されるといった 事態が発生した場合には、当社の財政状態及び経営成績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性がありま す。

 

③インターネット及び運送事業に関連する法的規制について

当社が運営する事業は、「電気通信事業法」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「特定商取引に関する 法律」、「プロバイダ責任制限法」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」といった法規制の対象となっ ております。また、当社が運営する「ハコベル」は、「貨物利用運送事業法」の対象となっており、当社は「第一種貨 物利用運送事業」の登録を受け、国土交通省の監督の下、事業を営んでおります。当社は、これらの法規制を遵守した 運営を行ってきており、今後も社内教育や体制の構築等を行っていく予定であります。しかしながら、今後新たな法令 の制定や、既存法令の強化等が行われ、当社が運営する事業が規制の対象となる等制約を受ける場合には、当社の財政 状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、今後法令違反等が発生することで「第一種貨物利用運送事 業」の許認可が停止又は取消しとなった場合は、当社が運営する「ハコベル」の継続が困難となり、当社の財政状態や 経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④知的財産権について

当社では、当社が運営する事業に関する知的財産権を確保するとともに、定期的に知的財産権に関する周辺調査を実 施することで、第三者の知的財産権を侵害しない体制の構築に努めております。しかしながら、当社の認識していない 知的財産権が既に成立していることにより当社の事業運営が制約を受ける場合や、第三者の知的財産権侵害が発覚した 場合等においては、当社の財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(25)

(4)その他

①継続的な投資と赤字計上について

当社は、継続的な成長のため、認知度の向上及びユーザー数の拡大に努めてまいりました。会社設立以降、これら取 り組みを積極的に進めていることもあり、平成30年7月期第2四半期累計期間までの経営成績は営業赤字となっており ます。今後も引き続きマーケティング活動は実施していく予定ですが、一方で広告宣伝費(ポイント販促費を含む)の 水準を超える利益、キャッシュ・フロー規模を定常的に創出できる体制を構築する方針であります。しかしながら、想 定通りにマーケティング活動の効果が得られない場合には、中期経営計画が達成できない可能性や、当社の財政状態や 経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

なお、平成28年7月期、平成29年7月期及び平成30年7月期第1四半期会計期間及び第2四半期会計期間における経 営成績は以下のとおりであります。

 

(平成28年7月期) (単位:千円)

 

第1四半期会計期間 (自 平成27年8月1日 至 平成27年10月31日)

第2四半期会計期間 (自 平成27年11月1日 至 平成28年1月31日)

第3四半期会計期間 (自 平成28年2月1日 至 平成28年4月30日)

第4四半期会計期間 (自 平成28年5月1日 至 平成28年7月31日)

事業年度 (自 平成27年8月1日 至 平成28年7月31日) 売上高 1,026,734 1,132,920 1,428,590 1,493,942 5,082,189 売上総利益 158,731 210,616 247,713 287,415 904,476 広告宣伝費

(ポイント販促費 を含む)

364,974 171,497 400,964 306,186 1,243,622 営業利益 △428,509 △241,272 △419,927 △344,522 △1,434,231

(注)平成28年7月期の四半期会計期間の数値については、監査法人によるレビューを受けておりません。  

(平成29年7月期) (単位:千円)

 

第1四半期会計期間 (自 平成28年8月1日 至 平成28年10月31日)

第2四半期会計期間 (自 平成28年11月1日 至 平成29年1月31日)

第3四半期会計期間 (自 平成29年2月1日 至 平成29年4月30日)

第4四半期会計期間 (自 平成29年5月1日 至 平成29年7月31日)

事業年度 (自 平成28年8月1日 至 平成29年7月31日) 売上高 1,633,882 1,728,261 2,144,559 2,168,352 7,675,055 売上総利益 348,636 401,667 497,596 490,956 1,738,856 広告宣伝費

(ポイント販促費 を含む)

480,303 125,381 500,345 370,687 1,476,717 営業利益 △444,331 △70,248 △371,542 △259,017 △1,145,140

(注)平成29年7月期の四半期会計期間の数値については、監査法人によるレビューを受けておりません。  

(平成30年7月期) (単位:千円)

 

第1四半期会計期間 (自 平成29年8月1日 至 平成29年10月31日)

第2四半期会計期間 (自 平成29年11月1日 至 平成30年1月31日) 売上高 2,388,843 2,514,932 売上総利益 594,554 632,073 広告宣伝費

(ポイント販促費 を含む)

424,227 103,382 営業利益 △224,879 103,341

 

②配当政策について

当社は株主還元を適切に行っていくことが重要であると認識しており、剰余金の配当については、内部留保とのバラ ンスを考慮して適切な配当の実施をしていくことを基本方針としております。しかしながら、本書提出日現在では事業 も成長段階にあることから内部留保の充実が重要であると考え、配当を行っておらず、今後の配当実施の可能性及び実 施時期については未定であります。

 

参照

関連したドキュメント

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払

ⅴ)行使することにより又は当社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払